オフホワイト地グレー絣柄袷に黄褐変のしみ
- 2013年01月14日
- カテゴリ:1)動物繊維(ウール、正絹、皮革毛皮製品), A)何年前か分らない古い(黄色、黄褐変)シミ, シミの種類, シミ抜き事例, 素材(繊維)の種類
色が オフホワイトに、青っぽい黒の絣柄 袷着物の身頃に おそらく 濃いめの油の混ざらない汁か 日本酒や果実酒のようなシミが付き、その時は気が付かずにしまておき1~2年(経験からの推定)ほど経ったしみとおもいます。1~2年と推定でいいましたが、このように 比較的に濃い茶褐色でシミの周りが濃くなっていないシミですと 『ベト』って付いた感じです。お客様が いつ付いたか お判りにならないと云うのは、解っていればしみ抜きに出されるか、ご自分で 水等で処置されるか、時間経過により しみの症状が変わってきます幸いだったことは この程度の変色で気が付かれて、きぬせんに お持ちいただいたことです。これ以上 保管しますとシミの色が 赤茶ぽくなてきます、そうしますと 生地自体が変色し、傷んできます。その度合いは やはり保管状態によるところが大きいと思います。
施行前
施行後